東海地方で盛んなわけとは | 陶器の瀬戸焼と名古屋市

TOMIX.com

HOME > 東海地方の窯業 > 東海地方で盛んなわけとは

東海地方の窯業

東海地方で盛んなわけとは

全国いたるところに窯業を行っている地域はありますが、瀬戸・常滑・美濃・多治見に代表されるように、東海地方は特に盛んであることがわかります。
では、なぜ東海地方では窯業が盛んなのでしょうか?
これらの窯では主に陶磁器を作製しています。陶磁器は壷や器に使用されており、その原材料は泥や粘土です。
ではその泥はどこから採取するのでしょうか?
泥は海や湖に堆積します。実はここ東海地方は昔「東海湖」という大きな湖があり、そこに泥が堆積していたのです。
東海湖は時代とともにその大きさを変化させました。
この東海湖が時代とともに位置や大きさを変化させたことにより、粘土物質の堆積の仕方に変化が生じ、この東海地方という近い範囲内であるにもかかわらず、異なる粘土を用いた窯業がたくさん発展していったのです。
この東海湖には周辺の山々から河川により砂泥が運ばれました。特に三河地方からの河川が大きかったようですね。
三河地方は猿投山のように主に花崗岩からできています。花崗岩とはマグマがゆっくり冷えて固まった岩石のことです。
この花崗岩は長い年月をかけて風化し、「カオリン」という良質な粘土鉱物を生成します。このカオリンは粒子が細かく皮膜力もあるため、白粉やパック、ベビーパウダーなどの化粧品に使われています。そしてこれが陶磁器の原料となるのです。
つまり東海湖には、花崗岩が風化してできたカオリンという粘土が大量に流れ込んでいたというわけなんです。
そして東海湖が消滅した後に、人間はカオリンを採取し陶磁器を作ることができたのです。
よって東海地方は昔東海湖が存在し、カオリンという良質な粘土が豊富にあったおかげで、窯業が盛んになったということなんですね。
以上のことから窯業という“文化”は、長い年月をかけて形成された“自然”を土台に成り立っているといえるでしょう。




HOME | 瀬戸焼について | セト・ノベルティーとは? | 東海地方の窯業 | 名古屋と陶器
いろいろな瀬戸もの | 陶器の扱い方 | サイトマップ